百名山 甲武信岳ソロ登山

ずっきー

2015年07月13日 21:39

山に行ってしまえば、楽しいと分かっていても
早起きして出かけるのがとても億劫。

テント泊のトレーニング不足解消のため、
以前から行きたかった甲武信岳に
1泊2日で登ってきました。

深田久弥の日本百名山ではかなりマイナーな山だと思いますが、
晴天のなか奥秩父の苔深い山歩きを堪能できました。

自宅を4時半に出発し、
登山口となる川上村の奥地、毛木平には8時過ぎに到着。
平日のためか駐車場には3台ほどしか停まっていませんでした。

今回のコースは、
1日目 毛木平→千曲川源流→甲武信岳→甲武信小屋(テント泊)。
標準コースタイムは約4時間強。

2日目 甲武信小屋→三宝山→大山→十文字峠→毛木平。
標準コースタイムは5時間半弱。

まずは、ゆるやかな緑美しい登山道を進みます。
梅雨の晴れ間に気持ちも晴れます。


久しぶりのテン泊でザックが重く、ペースが上がりません。
でも、千曲川流遊歩道は傾斜もゆるく、歩きやすいです。




登り始めて2時間ほどで千曲川水源に着きました。
水源の水は指先がしびれるくらい冷たいです。
甘露で怜悧な天然水。
きわめてまろやかな水です。




この水源から先の山頂までがこたえました!
ここまで大した登りがなかっただけに
この先の急登は少々きつかった。

昼前に山頂まで登って来ました。
少し雲が多いですが、折り重なる山々を見渡すことができ
山頂を吹く初夏の風が心地よかったです。






今日の宿泊地は、甲武信小屋のテン場です。
小屋泊の方は何人かいたようですが、
テント泊は自分だけ、ポツーンでした。




テン場のレポ
【いいところ】
・強風等にあおられることがない。
・トイレがとてもきれい。
・笛吹川の水源からくみ上げた水がうまい。(50円/L)
・テラスが気持ちいい。屋根があるのはありがたい。

【わるいところ】
・1泊1,000円はやや高めか。
・テン場が汚い(利用者のマナーの悪さによるものですが。)
たとえば、ペグが地面に刺さったまま。
ビン・缶などが散乱し埋められたものが露出している。
利用者のごみが沢山落ちている。
廃材などが多い。
・展望はイマイチか。

翌日は5時過ぎには出立したかったので、日没後早く寝ることしました。
テン場でたった一人だけの体験は初めてです。
チキンな自分としては超怖かったです。
夜中、聞こえてくるんですよ(^_^;)。
すぐ脇の登山道を闊歩するシカらしき足音と鳴き声が・・・。
昔、この登山道を下った破風山あたりで遭難して亡くなった若者のことが思い出され
あまり眠れなかったです。

翌朝、山頂を経由して十文字峠へ向かいます。
昨日見られなかった富士山が雲海からぽっかり出ていました。
テンション上がりますね。


小屋から1時間ちょっとで尻岩まで来ました。
土曜ですが、ハイカーが全くいません。
十文字小屋まで一人しか会いませんでした。
熊が出没しそうな山で、全くの独りというのも心もとないです。


鎖場を乗り越えて、大山に登頂。
このコースかなりアップダウンがきついです。


大山からの下りは要注意です。
滑落したら骨折間違いなしです。




甲武信小屋から2時間半ちょっとで十文字小屋を通過です。
この先は比較的楽です。




苔の感触が気持ちいいです。
フッサフサです。


熊さんの爪痕が・・・。
まだ新しそうです。


毛木平近くに来ると、後は明るい林道を行くだけです。




9時過ぎ、毛木平に戻ってきました。
駐車場は車であふれていました。

帰りは、やはり温泉。
ということで「八峰の湯」に寄って汗を流しました。
今回もいい山行でした。




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