五竜岳~鹿島槍ケ岳縦走、中山高原キャンプ場(その2)

ずっきー

2017年08月13日 16:41

8月10日(木)縦走2日目です。

幸いにも天気が回復し、五竜岳に向けて出発することができました。

標準コースタイムは、冷池山荘まで約9時間半。

衣食住を背負い、これまで経験してきた中でも難易度の高い縦走に挑みます。

通常は、ストックを使って縦走していますが、今回は鹿島槍ケ岳までは両手を使う必要がある鎖場、梯子などジャングルジムのような岩場の連続なのでストックは不要です。

もちろんヘルメットも着用して落石に備えます。

二日目は、まだ薄暗い4時過ぎに出発です。
急な登山道をよじ登って行きます。五竜岳を月が照らしていました。






振り返れば、眼下に五竜山荘が見えます。かなり登ってきました。



登頂前に日の出を迎えます。


南方にこれから向かう双耳峰の鹿島槍ケ岳がその全容を現わしました。圧倒的な存在感です。
西方には昨年登った剱岳が見えます。




頂上が見えてきました。あともう少しです。


標高2814メートル。やっと登頂です。ほぼ標準コースタイムの1時間かかりました。


鹿島槍ケ岳までの縦走路を確認します。予想以上にアップダウンがありきつそうです。


いよいよ鹿島槍に向けて出発です。まずは慎重に岩場を下っていきます。


五竜岳を振り返ります。荒々しい岩峰です。


鹿島槍ケ岳に近づいてきましたが、難所が続きます。






緊張を強いられる難所を進み、出発から4時間ほどでキレット小屋に到着です。
絶妙な場所に建てられたこの小屋。この佇まいに魅せられました。


この後は、八峰キレットと鹿島槍への急登が控えています。死亡事故が起きているだけに慎重に進みます。


この縦走路ですが、右手にずっと立山、劔岳を眺めながら縦走することができます。
この日は天候に恵まれ、最高の天空回廊を満喫しました。


縦走路を振り返ります。けっこう歩いてきました。


双耳峰の吊尾根が間近に迫ってきました。


低い方の北峰は、あまりにも疲労が蓄積してきたこともありスルーしました。


あともうひと踏ん張りです。頂上までもう少しです。


急登の最中、落ちそうで落ちない岩を発見。受験生にどうですか・・・(笑)


10時過ぎやっと登頂です。標高2889メートル。
快晴の下、息をのむ絶景です。






後は冷池山荘に向けて下るだけです。
冷池山荘の方から登る方が楽そうです。団体さんもぞろぞろ登って来ました。


鹿島槍を振り返ります。こちらから見る鹿島槍は凡庸です。
ぜひぜひ五竜側から眺めてください。その魅惑的な山容を!


やっと布引岳まで来ました。あともう少しです。


正午頃やっと冷池山荘に辿り着きました。
ですが、テント場が遠すぎです。軽い登山をしてテント場と山荘を往復しなければなりません。
テント場になんでトイレが無いのかな・・・。




夕方から天気が崩れ、疲れで7時過ぎには就寝です。
次回縦走3日目です。穴場キャンプ場訪問記もお楽しみに!


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