いよいよ出発です。
二日目は、目的地は赤石岳避難小屋ですが、百間洞山の家に11時までに着かなければ、百間洞山の家に泊まることにしました。
まだ暗い4時頃に聖平小屋を後にします。
まずは、小聖岳を目指します。
夜が明けてきました。幻想的な夜明け前の景色に感動を覚えます。
東の空に富士山がぽっかり浮かんでいました。とてもきれいです。
息をのむような山景にしばらく見とれてしまいました。
聖岳までもう一登りです。登山道が比較的緩くつけられているのでありがたいです。
とても魅惑的なチシマギキョウが岩場に咲いていました。
後ろを振り返ります。かなり登って来ました。
雄大な上河内岳の存在感が圧巻です。さすが200名山。
この時期ちょうどTJAR(トランスジャパン アルプスレース)開催中で複数の選手とすれ違いました。
選手は富山県魚津市から静岡県静岡市まで約415キロを走り抜けなければならないというから、想像を超えた超人レースといっていいと思います。
6時過ぎ、やっと聖岳登頂です。山頂からは360度の大パノラマが広がります。
これから目指す兎岳もよく見えます。聖岳を下ってからの兎岳、中盛丸山は本当にハードでした。
赤石岳もよく見えます。
兎岳、小兎岳、中盛丸山が迫ってきました。
「兎」とは名ばかりでかなりの強敵です。この登り返しで随分消耗しました。
赤石岳が近くなってきましたが、まだまだ強敵がいます。
同じトレイルを縦走する者が必ず口にするのは、この「兎岳」と「中盛丸山」の存在です。
アップダウンきつすぎです(´;ω;`)ウゥゥ
縦走路からは中央アルプスや北アルプスもよく見えます。最高のトレイルです。
やっと兎岳登頂です。標高は2,800メートルを超えています。
振り返ると聖岳がどっしりと佇んでいました。
このアップダウンを超えて東奥の赤石岳までたどり着けるだろうか・・・。
午前8時半、小兎岳を通過。
谷の底に百間洞山の家が見えます。
百間洞山の家には10時半には着いたものの、左膝の片側の筋を痛めてしまい左脚をかばいながら赤石岳を目指しました。
唯一二日目で平坦な百間平はまさに天空の回廊です。
この赤石岳は百名山ですが、そのどっしりした存在感と重量感が圧倒的でした。
ガシガシ登って行きます。
左膝を大きく曲げると痛むため、かなりペースダウンし登って行きます。
午後1時半、やっと避難小屋が見えてきました。
この山頂直下に建つ赤石岳避難小屋ですが、かなり山小屋に近いスペックです。
本当はせっかくテントを背負っているのですべてテント泊にしたかったのですが、東海フォレストのシステムでどこかの山小屋に泊まらなければならないことになっているのが残念です。
寝床は2階にあり一人に割り当てられたスペースは本当に狭い。
この日はまだましとのことですが、寝返りをうつと隣の人にぶつかるような有様で、夜中いびきの大合唱で一睡もできませんでした
膝の痛みが和らぐをことを祈りつつ、ただ悶々と夜が明けることを待ちました。
次は、縦走三日目で千枚小屋までです。
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