槍ヶ岳ピークハント(その1)

ずっきー

2015年09月21日 19:56

待ちに待ったシルバーウィーク。秋雨前線に泣かされた後の長期連休、秋キャンプか北アに山登りか、迷うところです。

ですが、このところ体調はイマイチ。

右腕が上がらず、後ろにも回せない状態。

仕方なく、休みを取って整形外科へ。レントゲンで検査したところ、四十肩・五十肩と診断され、半年から1年で治るだろうとのこと。

で、9月18日(金)、横浜を2時スタート。北アへ向かうことに・・・・。

当初、剱岳にチャレンジしようと目論んでいたのですが、天気の回復が遅いため、曇り&晴れ予想の槍ヶ岳に変更です。

諏訪SAで休みつつ、上高地手前の沢渡駐車場には6時過ぎに到着。

急遽行先を変えたため、梓湖畔の湯で情報収集。

もうバスはないめ、タクシーを呼んでもらうことに。無料駐車場もたくさんあるのですが、話の流れで1日600円で停めることにしました。

これが後々感謝することになろうとは・・・・。


今回の山行のコースは、上高地→明神、徳澤、横尾→槍沢→天狗原分岐→殺生ヒュッテの標準コースタイムは9時間40分です。
あばよくばその日にうちにアタックです。
平成27年9月18日(金)、沢渡からタクシーを飛ばし18時半に上高地入りしました。(4,200円定額)

当然、河童橋のあたりも真っ暗です。急いで小梨平野営場に向かい、テントを張ります。(1泊800円)

事前に℡しておけば19時まではチェックインできるようです。

とりあえず、この日は早寝し翌日は4時半スタートを目指します。

夜中少し雨がテントをたたく音で目が覚めましたが、日が昇ると多少ガスっていたものの雨は上がっていました。

いよいよスタートですが寝坊し、5時半スタートです。
15時くらいに殺生ヒュッテのテント場に着くようなスケジュールですが、ちょっと飛ばしすぎて後悔することに・・・。

明神岳が見えてきました。晴れの予感


明神通過です。早朝の連休初日、ハイカーは少ないです。


徳澤のテン場です。結構張られています。
昔、牧場だったこの草地のテント場は本当に気持ちいいです。キャンプだけの目的でもいいかもしれない。


横尾には2時間で到着です。これから先は未知の領域です。


梓川沿いを進みます。槍沢ロッジまでは楽勝です。逆に全然標高をかせぐことができません。


少し紅葉が始まっています。もう1~2週間でしょうか。


8時半、槍沢ロッジ着です。人気がありません。もうみなさん出立したのでしょうか。


ここからやっと登山らしくなってきます。ここからゆっくりが正解ですが、飛ばし過ぎた・・・・。


槍沢キャンプ地通過。がら~ん。


この辺から先が踏ん張りどころです。槍はまだ見えません。





11時、槍が近くに見えてきました。


殺生ヒュッテが見えてからが長くつらい。
小屋泊の外国人グループに遭遇し抜きつ抜かれつしていたら、自分の限界に達し、あっという間に抜かれてしまいました。
外人ハイカーさんのスタイルですが、みな短パンに生足。タイツとか履かないですなぁ。




もうヘロヘロでございます。


11時半。登り始めて6時間ほどで殺生ヒュッテに辿り着きました。この小屋の手前の100mほどのアプローチで倒れるところでした。


まだ一張りしかなく、小屋から一番近い一等地にテントを設営し、しばらく昼寝しました。というよりも呼吸が落ち着かず、安静状態が必要でした。
15時過ぎ、テントから顔を出すと一面のガス。テントも増えました。


16時すぎ、また晴天に。ティータイムとします。




では、では一日目おやすみです。


殺生ヒュッテのテン場についてのレビュー。
かなりのテントを張れますが、ほとんどが岩、小石の上です。グランドシートは必須です。
場所によってはかなり風の影響を受けそうな気がします。
ペグは刺さりません。
トイレは小屋の裏手にありますが、小屋泊用トイレと隣り合わせで両方使えます。とても綺麗です。
水は天水(雨水)のみ(有料)。途中で沢水を汲んでくるといいと思います。天水まずいですから。

標高は2,800mくらいでしょうか。夜中はとてもこの時期冷えます。
装備で後悔したのはダウンパンツを持ってこなかったことです。薄手のウールタイツ、夏用登山パンツ、フリースパンツ、ゴアテックスレインウェアパンツを重ね着しましたが、寒がりの自分はまだ寒かったです。
それと、ダウンのテントシューズも必須です。つま先が冷えると安眠できませんから・・・・。

二日目へつづく・・・。




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